約 1,921,966 件
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4273.html
前略 ちい姉様 マジカルメイドが暗躍したお陰で、無事…いや無事ではありませんが何とか使い魔を召喚することが出来ました。 ええ、出来たんです。 ですが……何というか人間の子供を呼び出してしまったんです。それも二人も。 『見た目』だけはとても美しい双子の少年と少女が使い魔となったんです。 そう、なったんですが……わたし、これからの学院生活がとても不安です。 ぶっちゃけ、家に帰ってもいいですか? いいですよね? 草々 ルイズの憂鬱(魔法少女ラジカルイズ~双子編~) 「ミス・ヴァリエール!」 ある日、教室に呼び出されたルイズは、渋る双子の使い魔をつれて約束した時間より少し早くやって来た。 教室に入るや否や待ち構えていた中年の女性教諭、シュヴルーズが怒鳴りあげたのだ。 「あの、ミセス・シュヴルーズ。 何か御用ですか?」 覇気もなく気だるげに答えるルイズにますますシュヴルーズは声を荒げる。 「何かじゃありません! ミス・ヴァリエール! あなたは使い魔にどういう教育をしているのですか!」 「はぁ、その、スミマセン」 ヒステリックな怒鳴り声に取り合えず謝罪の言葉を告げたルイズ。 どうやらまたこの双子が何かをやらかしたらしい。 今度は何だろうか。 またモンモランシーの使い魔の蛙に何かしたのか、でも蛙の御尻にストローさして空気を入れるなんて昨日やって怒られたばかりだ。 あるいはギーシュの使い魔のモグラの餌(ミミズ)に釣り針を仕掛けて釣り上げたことか、はたまた学院長の使い魔のネズミをまた罠にはめたのか。 思い当たる節が沢山ありすぎてよく分からない。 「錬金の授業で使う粘土に爆薬を仕掛けるなんて! こんな悪戯初めてです!」 ルイズは、『ああ、どんどん過激になっているなぁ』と思いながらもひたすら平謝りを繰り返す。 それにも拘らず、 の怒りはまだ収まらない。そう、 がルイズを呼び出すのは何も初めてというわけではない。 双子が悪戯を仕掛けるたびに、コルベールやギトー、オスマンにロングビル等、学院に努めている教職員から一通り注意を受けているのだ。 その度に彼女は下げたくもない頭を何度も下げたのだ。 「昨日も、ミスタ・コルベールの髪を全て燃やしたではないですか! いいですか! ちゃんと教育なさい!」 コルベールのあの可笑しな鬘はそういう理由だったのか。ルイズは心の中で納得すると再び頭を下げる。ちゃんと謝罪の意思をのせて。 「スミマセン。 ほら、あんた達もあやまんなさいよ!」 この日、同席した双子の頭を下げさせようとグイグイと押すが彼らはそれに反発するのだ。 そしてあろうことか、 「ばーか、はーげ、タコ坊主ー」 「タコなら海ん中でチューチュースミ吐けー」 暴言を吐くのだ。 ルイズの短い堪忍袋の緒は当然の如くブチキレた。 「ちゃんとあやまんなさいッ!」 怒りと共に振るわれた杖から奔るはずだった魔法。だが忘れてはならない。彼女が魔法をうまく使えないという事実を。 激しい爆発が教室中を蹂躙する。響き渡る4人の悲鳴。だが奇跡的に皆無傷だった。 そして当然のようにルイズは教室の清掃を命ぜられたのだが、双子はというと当然の如くその場から逃げ出したのだった。 拝啓 エレオノール姉様 わたしはちゃんと学院を卒業できるのでしょうか? とても不安です。 だからお願いします。家に逃げ帰っても怒らないで下さい。 敬具 数日後…。 ルイズが部屋で双子と何ともいえない時間過ごしているとを唐突に扉を叩く音が聞こえるではないか。 あまりにも激しく叩かれる扉。煩くて敵わないと扉を開けるとそこにはモンモランシーがに鬼気迫る雰囲気で仁王立ちをしている。 「少し時間いいかしら?」 そう言うとモンモランシーはルイズの返答を待たずして部屋にズカズカと入って来た。 用件をルイズが聞き出そうとする前に彼女は口を開いた。 「ルイズ、使い魔にどういう教育しているわけ? ギーシュがノイローゼになってるんだけど…どうしてくれるの」 モンモランシーの言葉にはてと首を傾げるルイズ。 その様子がモンモランシーを苛立たせる。 「ちょっと! しらばっくれる気?」 モンモランシーが言うには…… 学院某所。 その日、ギーシュは一人、使い魔のヴェルダンデに餌をやっていた。すると背後から不穏な影がするすると近づいてくるではないか。 音もなくギーシュの背後にピタリとくっつくと耳元で吐息を掛けるように双子の、少年のほうが声をかけた。 「ねぇギーシュさん。 遊ぼうよ」 「あひゃぁ!」 突然のことに飛び上がらんばかりの勢いで驚いたギーシュだったが、双子の姿を認めるとすぐさま使い魔を己が背に隠した。 「も、もうヴェルダンデをお前達の玩具にはさせないからな!」 おっかなびっくり双子に向かって啖呵を吐いた。だが双子はそんなことは気にも留めない。 今度は双子の少女のほうがギーシュの耳元で囁いた。 「何を言っているのかしら? 私達はギーシュさんと遊びたいの? ね、兄様」 「うん、姉様の言うとおりだからね、ギーシュさん」 使い魔を玩具にされないと分かって一瞬だけ安堵したギーシュ。だが疑問が一つ浮かぶ。 「僕と遊ぶって……何をするんだい?」 ギーシュの問いに双子は満面の笑みを浮かべて言い放った。 「んー、今日はお医者さんごっこでいいよね、姉様?」 「そうね。 せっかく本式の道具一式そろえたんだもの。 それにしましょう」 途轍もなく嫌な予感がするので回れ右をしてその場を立ち去ろうとしたギーシュだったが… 「こ、これからケティと遠乗りの約束が…」 そうは問屋が卸さない。少年がギーシュの服の襟をがっしりと掴んだ。ちなみにヴェルダンデはとっくに逃げていた。主を見捨てて……。 「姉様、きっと普通のお医者さんごっこが嫌なんだよ」 「まぁ兄様、本当かしら? だったら……」 ――大人のお医者さんごっこにしましょう―― そういってギーシュの眼前に出されたものは18歳未満の人には説明することが憚れる器具の数々。 「大人のお医者さんごっこー♪ 僕らのテクにかかればその愚息も昇天だよ?」 「さぁ、天使を呼んであげましょう……」 哀れ。 ギーシュはもはや逃げることなど出来ない。 「やめろ! 助けてケティ! モ、モンモランシーでもいいから!」 ああ、その悲痛な叫びは届かない……。 「い、いやぁぁぁぁ!」 そんな事があったらしい。 「あれ以来ギーシュはうわ言の様に『助けてケティ』って繰り返すのよ!」 ギリギリとモンモランシーの歯軋りが聞こえてくる。 「何で!? どんなプレイしたか知らないけど、何故助けを求めるのが私じゃないのよ! ふざけないでよね!」 私もあんな事ギーシュにしてみたかったのにと、興奮して怒鳴り散らすモンモランシーを尻目に、双子はというと……。 「弱いわね、兄様」 「そうだね、姉様。 この程度で泣いていたらこの先辛いことがイッパイ、イッパイあるよ」 シエスタから貰ったペロペロキャンディーなめながら、達観した様子で佇むのであった。 それがルイズの逆鱗に触れたのは当然である。 「あやまんなさいッ!」 ルイズは学んだ。怒りに我を忘れてはいけない。だから魔法は使わず杖で双子の頭を殴ったのだ。 うわぁーんと泣き声をあげる双子の姉兄。ルイズはきっと懲りずにまた何かやらかすだろうと、遠い目をして考えていた。 親愛なるワルド様へ この先の学院生活がとても不安です。比喩でも過剰表現でもありません。 例え中退してもわたしを貰ってくれますか? デルフリンガーに相談しても、 「剣であるオレにどうしろと?」 そんなことばかり言って取り合ってもらえません。 そんなルイズの神経をすり減らす双子の使い魔であったが、ルイズを癒してくれる時間があったのだ。 「寝顔は天使そのものね」 子供らしく可愛らしい寝顔、多くの人はそれに癒されるだろう。 剥製の作り方と銘打たれた本と囚われた梟と土竜の姿さえなければの話だが……。 エピローグ(?) 「ねー、ルイズさん」 「圧力釜どっかにないー?」 「あー…シエスタの所に行けばあるんじゃない?」 読書に勤しむルイズに話しかける双子。本から目を離すことなく投げやりに答える。 「はーい。じゃあ聞いてくるわ」 「ねぇ、アレ持った?」 一瞬のやり取り……これでルイズは察した。 「…石礫とか釘詰めたら爆殺するからね」 その言葉にブーブー文句を言ってくるが最早ルイズは気にしない。 前略 ちい姉様 色々あったけど最近慣れました。 家に帰らなくても恐らく大丈夫なはずだと思います。 いろいろあるけれど、わたしは元気です……多分。 草々
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/5315.html
「宇宙の!」 ドッカーーン! 「何処かにいる!」 ドッカーーン! 「清くて!」 ドッカーーン! 「美しい!」 ドッカーーン! 「史上最強の!」 ドッカーーン 春の使い魔召還の儀式。 そこでルイズは何度も何度も失敗して爆発を巻き起こしていた。 「おいおい、どれだけ爆発を起こせば気が済むんだよ。」 「所詮、ゼロはゼロなんだから、いい加減に諦めろよ。」 キッ! 完全にルイズを見下したヤジに殺気を込めた視線を送る。 監督係の教師、コルベールは発言をした生徒の評価を下げる事を心の中で決めてる。 そしてすまなそうにルイズに話しかける。 「ミス・ヴァリエール。他の生徒の召還が残っていますので…」 「わかっています!でも…。いいえ、私は向こうでやっていますから、お願いします!」 ルイズのまさに『必死』と言って良い表情にコルベールも言葉が詰まる。 彼は知っている。ルイズの座学は非常に優秀である事を。 魔法理論において誰よりも努力をしている事を。 そして本来、魔法に失敗しても何も起こらない事を。 「わかりました。あなたが努力家である事は知ってますからね。」 「あ、有難う御座います!」 ルイズは盛大にコルベールへ頭を下げた後、向こうへ走って行った。 既に他の生徒全員が召還を終えていたが、ルイズだけは爆発を起こし続けていた。 当初は鬼気迫る表情で魔法を失敗し続けるルイズに思う所があったのか他の生徒もヤジを飛ばさず見ていた。 しかし、時間が経つ内に厭きだしてコルベールに部屋に戻って良いかどうか聞き出していた。 コルベールは当初、渋い顔をしたが、ルイズがいつまで経っても成功しそうに無い事から、認めるしか無いのであった。 一人、一人、この場から生徒がいなくなる事は気配でわかったが、それでもルイズは召還魔法を唱えては爆発を起こし続けていた。 日も暮れだした頃、その場に残っていたのはコルベール、キュルケ、タバサの三人だけであった。 ルイズの姿は酷いものであった。服はボロボロ、顔は埃まみれ、腕からはところどころ血を流している。 満身創痍としか言いようが無かった。 「どうして、どうしてなのよ!!」 悲痛な叫びと共に杖を振るう。 ドッカーーン! 巻き起こるは非情にも爆発。 「はは、ははははは」 ルイズは笑った。しかしその笑みは虚ろで、何の感情もこもっていなかった。 そしてルイズは何処か晴れ晴れしてた表情でコルベールに頭を下げて言った。 「コルベール先生、有り難う御座います。もう、いいです。」 「…そうかね、ご苦労だった。ミス・ヴァリエール。部屋で休みたまえ。」 「はいっ!」 言ってルイズは走り出した。両目いっぱいの涙を浮かべながら。 「ちょっと、ルイ…」 キュルケの言葉はコルベールによってさえぎられた。 タバサはそんな二人を興味深そうに見ている。 「先生…。」 「ミス・ツェルプストー、ミス・ヴァリエールの事を思うなら今は一人にしてあげましょう。」 真剣なコルベールの表情に軽く頬を染めて、うっとりしながらキュルケは頷く。 タバサはルイズを心配しながら,そんな友人に呆れていた。 ルイズが目を覚ますと真夜中であった。枕もシーツも涙で濡れている。 部屋に戻ってからずっと泣いた。 泣き疲れて眠ってしまい、夢の中でも泣いた。 くぅ~ どれだけ悲しくてもおなかは空く。 食堂は閉じているだろうが何かつまめる物は探せばあるかもしれない。 そう思い、ドアを開ける。 するとナプキンが掛けられ、中に何かが載せられているのがわかる大きめの皿とワインとグラスが置いたトレイがあった。 ナプキンを取ると冷めても食べられるサンドイッチが置いてあった。 誰かが…、キュルケあたりだろう…がメイドに頼んで置かせたのだろう。 トレイを持って部屋に戻り、ワインをグラスについでからもそもそとサンドイッチを食べ始める。 するとルイズの瞳にまた涙が溢れる。 感謝か情けなさか自分でもわからない。 ワインをかなり飲んだがまるで酔いがまわって来ない。 しばし呆然としながら,ルイズは窓から空を見上げる。 今も双月が静かに輝いている。 「この場所から見える月も、これが最後か…」 召還の儀式は進級の試験を兼ねているのだ。 それに失敗したとなれば名家の恥として実家に呼び戻され、一生閉じ込められる事になるだろう。 悔しい! ギュッと杖を握る。無駄だと分かっていながらも口語の呪文が口から零れる。 「我が名はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエール。五つの力を司るペンタゴン。我が“運命”に従いし、“使い魔”を召還せよ。」 ゲートが、生まれた。 そりゃあもうあっさりと。 もともとゲートは開けますが何か?と言わんばかりである。 ルイズは呆然となる。 それはそうだ。今日何十回…いや、何百回と言える程唱えては失敗した魔法が成功したのだ。 驚かない方がどうかしている。 ゴクッ… ルイズは思わず息をのむ。 今このゲートの向こう側に自分の属性にあった動物か幻獣がいる筈である。 「な、なにが出てくるのかしら…。」 バサッバサッ ルイズの言葉に応えるように大きな羽の羽ばたきが聞こえてくる。 音の出どころは…ゲートだ。 そして、ゲートから現れたそれは高らかに笑いながら名乗った。 「ふはははは!」 「ふはははは!」 「私は!私は!」 「夜の帝王!!」 現れたそれを一言で言うならば…『かばこうもり』であった。 かばのように巨大な顔、それに対して体は余りに矮小であった。 いや、こうもりの体に比べればずっと大きいが、巨大な顔に対し不釣り合いな大きさであった。 ルイズは混乱の極みにあった。 召還に成功した事実による驚愕。 目の前にいる存在を今まで見た事が無い事。 それがなんと喋った事。 人間の言語を喋る動物は『韻獣』と呼ばれ、希少な存在として知られている。 更に言うなら目の前にいるかばこうもりは自分自身を『帝王』と言ったのだ。 そこまで自分を大きく言うには自信が無いと出来ない。 だが、そんな事よりも、ルイズは、深刻で、どうしても、聞かねばならない事があった。 「ねえ、あんた。自分の事を『夜の帝王』って名乗ったわよね。」 帝王は帝王らしく尊大に答えた。 「うむ。そのとおりだ。」 「ちなみに昼間は?」 やはり帝王は帝王らしく(以下省略)。 「寝てます。」 ツュドム!! 後日、ヴァリエール家に二通の手紙が届いた。 一通はルイズから二年生へ進級の知らせ。 もう一通は、トリステイン魔法学校からルイズによる女子寮半壊に対する請求書であったそうな。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/1010.html
ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールの人生とは、 這い寄る闇からの逃走劇も同然だった。 魔法が使えないこと、身体が幼いこと、他人に認められないこと――。 それら闇から逃れるため、ありとあらゆる努力を重ね、研磨し、足掻いた。 ――それでも、何も変わらなかった。 いくら呪文を知っていても、魔法は使えない。 いくら健康になっても、身体は育たない。 いくら貴族として立ち振る舞っても、誰も認めない。 逃げても逃げても追ってくる闇――だが、幸か不幸か、今までそれに捕らわれる事は無かった。 魔法が使えなくても、学園が自分を放り出すことは無かったし、 身体が幼くても、どうしても気を引きたい相手などはいないし、 他人が認めなくても、自分はれっきとした貴族だって分かっている。 けれど、もうここまでだ。 この学園では、2年生への進級するための儀式として、『使い魔の召喚』がある。 今までに一度たりとも魔法を成功させたことの無い自分に、できるはずもない。 案の定、呪文を唱える度に、地面を爆発させた。 他の生徒たちの嘲笑が聞こえる。文句が聞こえる。罵倒が聞こえる。 ――本当は、分かっていたのだ。 魔法が使えなくては、進級できない。 身体が幼くては、婚約者は去るかもしれない。 他人が認めなくては、貴族にはなれない。 それでも、足掻きたかった。 ちっぽけな希望を抱き、この闇を打ち破り、この広い世界に歩みだしたかった。 闇はすぐ後ろにいる。 未来までも黒で覆い、光を奪おうとしている。 お前は、何者にもなれないと、絶望を突きつけようと―― ――そうして、その使い魔は現れた。 ルイズは、その使い魔を召喚したときのことを、一生忘れないだろう。 その姿を目にした瞬間、自らを覆おうとしていた闇は、一瞬で消し飛んだ。 灰色の世界に光が射し込み、自分を、世界を、輝かせる。 ――もう、何も怖くない! 魔法が使えなくても、この使い魔がいれば何でも出来る! 身体が幼くても、この使い魔がいれば何も言わせない! 他人に認められなくても、この使い魔がいれば何も要らない! ショボイ魔法などどうでもよくなり、 チンケなコンプレックスは消え去り、 周囲の視線は、畏怖と羨望の視線となった! 吊り上っていた眼は、絶対なる意志を持ち、 追い立てられるような歩きは、王者の余裕を持ち、 張り詰めていた雰囲気は、覇王のようなカリスマあるものへと変わった! 使い魔が自らと在る限り、 自分に出来ないことなど無いのだと、 自分は何処へでも行けると、ルイズは確信した! ――そう、ルイズは、果てしなく続く戦いの道(ロード)へ歩み始めたのだ!! 喧嘩売って来た色ボケメイジを、ぶっ飛ばしてやった。 悪名高い盗賊を、その僕の巨大なゴーレムごと吹き飛ばしてやった。 国と自分を裏切った婚約者を、そのお仲間諸共消し飛ばしてやった! ルイズは止まらない。 何者にもルイズは止められない! ――そして今! 眼下には、卑劣にも条約を破り、攻め込んできたアルビオン軍が展開している。 「こないだ、アルビオンで躾けてやったというのに……まだ足りないらしいわね」 虫けらを見るような目で――事実、そう思っているのだろう――白の国のゴミクズどもを眺める。 「ならば教えてやるわ……この、ルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールのいる、 そして、我が最強のしもべのいる、このトリステイン王国に攻め込んできた、その愚かさを――!!」 ルイズは緩やかに右手を上げる。 それは、ルイズがしもべに敵の殲滅を指示する、号令なのだ――! ルイズは高らかに謳い上げる――破壊を告げる言葉を! 「滅 び の ッ ! バ ァ ァ ァ ス ト ス ト リ ィ ィ ィ ィ ィ ム ッ ッ ! !」 その瞬間――。 青き眼の、白き最強龍は、口内から光を放つ――! それは、あらゆるものを滅ぼす、破壊の光――!! 「強 靭 ッ ! 無 敵 ッ ! 最 強 ォ ―― !!」 光は全てを飲み込んでいく! 戦艦を蹴散らし、ブチ壊し、滅茶苦茶にしていく! 竜騎兵など蝿も同然! 地べたを這いずるメイジや兵士どもなど、塵芥に等しい! 「粉 砕 ッ ! 玉 砕 ッ ! 大 ・ 喝 ・ 采 ―― !!」 何が来ようと、何も恐れることは無い。 我がしもべ、『青眼の白龍』の前には、全てが平伏すのだ――! 「ワハハハハハハハハハハ―――――!!」 その後、ルイズは『滅び』の二つ名と、 ありとあらゆる名誉を手にいれ、トリステイン最強の力として、君臨した。 ルイズは最期まで魔法を使えなかった。 ルイズは最期まで体系はお子様だった。 ルイズは最期までメイジとは認められなかった。 だが―― ルイズは『力』を使えた。 ルイズはあらゆる名家の男たちから誘いがあった。 ルイズは至上最強の竜騎兵として認められた。 そして、友も得た。 ルイズは未来を切り裂き、幸せを手に入れた。 そして、これからも、ルイズは止まらない! ルイズの踏み出した道――それが未来となるのだから――! 「ずっと私のターン!!」 『滅びのルイズ』…… 完 -「遊戯王」より青眼の白龍を召喚
https://w.atwiki.jp/yaruoperformer/pages/387.html
i{_}i / 、 ', i{_}i / / ヽ ∧ヾ. i{_}i / / / / / / } ', ヽ ', i{_}i、 / / / / / /} ,' } ヽ ', {-‐. '´ ̄`Y´ ̄`i {//{ } / /¨7 /ヽ、| ハ } }\} __,..-〈¨. ,z-‐. '¨7⌒ヽフ´ / };イ / ' 灯芹ぅト.| /,ィ} ;イ / } } `{. .;z-‐. {¨-‐二/. . . . . } .} イ | ハ{ 込rリ |/ イヒハ}/ /リゞ-‐ ¨´}斗イ´. . O. .;イ ムイ ゝ| /ゞ{ `¨´ ′ 〈 ソ /} / {ゞxz=ミ―‐'’了У _}_ }/`7ヽ. __ } . .ハ.}/ >'「. . . .ゞテイ)、「{‐ '´ ̄ `>x、ヽ. (二ニゝ 人 ゝヘヽ . . {¨}´\ ヾ、_ _ _ _ `ヽ.\ .ィ<´ マ ゝ.} ゝ∠⌒ヽ \ヽ `ヾニニイ/. マ. . } 〔r‐ミ `ヽ \ ヽ.\ } } /、. マ∠-―-x ヽ \ \ ヽヽ 〈〈 / \ / ヽ \ ヽ マム `ヽ_ /ム' 〉、 / }i マム マム. j{ `¨77'}「 / }. { }i マム マム/ {{ }}. / .} _j{ }} ; マム マム {{ }}. / .} 「 {. 〃 / マム マム {{ .}} / i{_ |. {. // / マム マム.{{ .}} i{. ;z≦ 〕 名前:平賀才人 性別:男 原作:ゼロの使い魔 一人称:俺 二人称:名前呼び 口調:少年口調 AA:ゼロの使い魔/平賀才人.mlt 平凡な男子高校生だったが、ルイズにより異世界ハルケギニアに召喚され、 彼女の使い魔となってしまった少年。 楽天家で優柔不断な現代っ子であるが、許せない悪に毅然と立ち向かう気概を持ち合わせる。 魔法的な能力は持たないが、召喚時の契約で、刀剣や銃砲火器から戦闘機に至るまで あらゆる武器を自在に使いこなす神の左手ガンダールヴの力を与えられている。 愛用する武器は喋る長剣ガンダールヴで、投げ売りされていたものをルイズに買ってもらったが 実は6000年前のガンダールヴが愛用していた伝説の武器であり、 原作小説とアニメどちらでも破壊されるが、別の器に乗り換える形で登場した。 後にティファニアに再召喚されたことに伴い神の心臓リーヴスラシルという諸刃の剣を得る。 かなりの助平であり、巨乳派。 その筋金入りの巨乳好きはルイズと完全に相思相愛の恋仲になっても続くほどでルイズの悩みの種。 キャラ紹介 やる夫Wiki Wikipedia アニヲタWiki ニコ百 ピクペ 登場作品リスト タイトル 原作 役柄 頻度 リンク 備考 あなたはさとりと共にコロシアイ聖杯戦争に介入するようです Fate/stay night セイヴァー 主 まとめ 完結 ずっこけ三人組(反吐露)の異世界召喚もの オリジナル 反吐露高校の学生 主 まとめ 予備 あんこ エター ゼロの使い魔最終巻発売決定記念にせっかくだからゼロの使い魔のループものをAAでやってみる ゼロの使い魔 ループした才人 主 まとめ 予備やる夫Wiki 完結 俺はグエル・ジェタークだ! オリジナル グルンガストのパイロットでグエルと張り合う 常 第1話 R-18G あんこ つかさは全ての運命を破壊するようです ドラゴンクエスト3 エジンベアの勇者。平民出身のウェポンマスター。 常 まとめ 完結 崩壊世界を駆け抜けろ! オリジナル スバルの友人 常 まとめ R-18 やらない夫達は絶命異次元から脱出するようです DEAD SPACEシリーズ USG「エデン」の生き残り、警備隊シフト7所属 常 まとめ R-18G 完結 やらない夫は時空を越えるようです SaGa3 主人公パーティーの一人、ポルナレフ役。口が軽いエスパー。 常 まとめ ローグライク異世界転生 オリジナル 召喚された元一般人まだ見ぬ冒険で期待に胸はずむお年頃の少年"冒険記"の一員 常 まとめ 完結 エドの引き鉄 -EDO no TRIGGER- クロノトリガー 現代のガルディア騎士団長 準 まとめ 完結 彼女は『8番目』として戦うようです Fate/stay night アーチャー 準 まとめ 完結 鎧くんと白魔女さん オリジナル 冒険者 準 まとめ 予備rss やる夫Wiki 完結 追放ニート侍 オリジナル 誠パーティーの一員、以前剣心とパーティー組んでいた 準 まとめ 予備 あんこ 鋼の巨人やらない夫 やる夫のクラスメイト 準 まとめ 予備 完結 やらない夫は学園島で夢と踊るようです オリジナル アナザーブラッドの同行者のむっつり純情。二つ名『聖剣』。 準 wiki やる夫がかがみの奇妙な卒業旅行に同行するようです ジョジョの奇妙な冒険 ルイズとコンビのスタンド使い 準 まとめ エター やる夫達はお嫁さんをもらうようです オリジナル 強制結婚に反対するテロリスト。 準 まとめ 完結 やる夫は嫁き遅れと婚活の違いが解らないようです オリジナル ルイズと共にバカップルの一組。 準 スレ やるやらは聖杯戦争の監督役になるそうです Fate/stay night 平凡な一般学生。アサシンを召喚した事で聖杯戦争に巻き込まれてしまう。 準 まとめ R-18 やる夫は女嫌いの料理人のようです みさき速「酒は辛口 肴は下ネタ」 店の常連 準 まとめ やる夫Wiki 完結 「ラノベに異世界転生したっぽいけど元ネタ未履修なので詰んでる」 ゼロの使い魔 本人役 準 第1話 CHRONO TRIGGER──やらない夫の不思議な冒険── クロノ・トリガードロヘドロ、BioShock グレン役 脇 まとめ 予備予備2 やる夫Wiki エター アスキィの奇妙な知事選挙 ジョジョの奇妙な冒険 夜神グループの社員 脇 まとめ 予備rss やる夫wiki 完結 『あなた』はホグワーツで将来を模索するようです ハリー・ポッター 古代ルーン学の教師、生き急いでいる 脇 まとめ 異世界食堂できない夫 異世界食堂 第6話『ルイズとサイトのハンバーグ』に登場 脇 登場回 完結 彼らは本能に従うようです。 モンスターハンター 飛行船に乗ってたハンター、HR2 脇 まとめ 予備予備2 人工物は善なる存在になりたいようです Fallout 脇 まとめ 完結 正義の味方 左衛門 オリジナル ゼンガーの勇者パーティー時代の姿 脇 まとめ R-18 完結 やる夫は赤い皇帝になるようです 歴史(ヨシフ・スターリン) ソビエト連邦共産党の政治家、セルゲイ・キーロフ。 できる夫は盾を掲げるようです パワプロクンポケット12 できる夫と同じく銀の盾支部に所属する剣士。彼に先立って異変に派遣された。 まとめ 予備 やる夫が鉄血宰相になるようです 歴史(オットー・フォン・ビスマルク) プロイセン王ヴィルヘルム1世。やる夫を宰相に任命する。 短編 タイトル 原作 役柄 リンク 備考
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/2381.html
ルイズ…フランソワーズ…ラ…ヴァリエールは召喚のルーンを唱えていた 五つの力を司るペンタゴンと始祖ブリミルに、宇宙のどこかに居る「最強」の使い魔を乞うた 爆発 「平民だ!ゼロのルイズが平民の男を召喚したぞ」 「こ………これは無効です!ミスタ…コルベールやり直しを要求します!」 一度きりのサモン…サーヴァント、コルベールは無情にも契約の儀式を要求した ………なんでわたしが平民の男なんかに………キ………キスなんて………感謝しなさいよね……… その男は軍服に似た奇妙な黒い上下揃いの服に身を包んだ大男だった、そして、威嚇的に尖った金色の髪 ………でも、ちょっといい男かも………… ルイズが震えながら行った口づけで目を開いた男は、地の底から響くような無気味な声を発した 「……………………俺は…………………………誰だ……………………………」 ルイズが召喚したのは、横浜と呼ばれる異世界で最凶の名をほしいままにした男だった その時、男の左手、鋭角を描く金色の髪を持つ男の手が青白く輝き始めた、使い魔のルーンの刻印 「…………ぐぅ…………ゴッガァ…………ガァアアアアア!……………疼く…………疼くぜぇ!!」 左手から薄っすらと煙を立てながら血も凍るような叫びを発した男、他の生徒が恐れるそれにルイズは近づく 「あ………あなた………あなたは今日から、このルイズ…フランソワーズ…ラ…ヴァリエールの使い魔よ!」 その男はルイズを見下ろした、人間というより獣に近いような瞳、鈍感なルイズは今更震えあがった 「ハ………ハッハッハハハハ…………面白ぇぞぉ!お前!」 男はルイズの後頭部を掴み、そのまま持ち上げた、宙吊りになったルイズのパンツに小便の染みが出来る 「…………おぅ…………"ルイズ"ぅ……………今日から貴様は……………"魍魎"だぁ…………」 武丸は学院の食堂を歩いていた、歩くのに邪魔になる椅子やテーブルや生徒は蹴りどかした ギーシュが居た、鈍感さでは校内随一の彼は背後に迫る悪魔にも気づかず女生徒達と話している 武丸の視界に入ったのは震える生徒や引っくり返ったテーブルではなく、床に転がる香水のガラス瓶だった 「…………歩けねぇじゃねえか………俺の"邪魔"をしようってのは………誰だ?…………"面白ぇ"ぞ」 ギーシュが振り向く、目の前の男の迫力に呑まれながら、この男は背後に女のコ達の視線を意識した 「こ………こら………そこの使い魔…………それはボクの香水だ………返したまえ…………返し………てくだ……さい」 武丸がギーシュを見る 「…………………………………………………………………………あ?………………………………………………………………」 「ご………ごめんなさいすぐ拾います!怒んないでください!ボク武丸さんのファンなんです、ホラ髪型も………」 ギーシュが床に土下座しながら自分のリーゼントを見せたところ、武丸はなんと笑顔を見せた 「おぅ"ギーシュ”ちゃぁ~ん、なぁ~にブルってんのよ?………マルトー、コイツに"カナダドライ"ひとつ」 ギーシュは目の前のグラスに注がれたジンジャーエールを見て安心した顔をする、恐る恐る手を伸ばす 「あ………あの………感激です………武丸さんにこんなのオゴってもらうなんて………」 武丸はテーブルの上のグラスをギーシュの手ごと拳で割り砕いた、テーブルからガラスの破片と鮮血が飛ぶ 「ぐ………ぐひゃぁぁぁ!!…………いでぇぇえええ!…………すんませんごめんなさいごめんなさいィィ!」 「…………てめーらぁ!…………"魍魎"はなぁ…………"無敵"になるぜぇ………ハ…………ハァーッハッハァ!」 第二部執筆未定
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/4466.html
二人のルイズ 「なによ、これは……」 彼女にとって今日は記念すべき日になるはずだった。 自らの系統を見定め、より内容的に特化した二年への進級試験も兼ねた春の使い魔召喚の儀式。 何度も失敗し、今度こそは意を決して杖を振り下ろした先に現れたのがコレだった。 「なんだあれは!? 「まさかゼロのルイズが」 「信じられない」 周りの生徒たちが驚愕から喧々囂々の騒ぎを巻き起こす中、ルイズはまるで瀕死の魚のように口をパクパクさせることしかできなかった。 出来ればドラゴンやグリフォンのような幻獣であれば言うことはない、虎や獅子でも大歓迎だ、それが無理なら犬猫でも構わない、いやオールドオスマンのようにネズミでもしょうがないし、さっき頭上を飛んでいった雀でもこの際贅沢は言うまい。 そんな気持ちで挑んだサモンサーヴァントだからと言って、よもやこんなものが出てくるとはルイズは夢にも思わなかった。 それはまず巨大だった、ルイズのすぐ前の生徒が呼び出した風竜の幼生よりも尚大きい。いや大きさだけなら今年と言わずこれまでこの学院で呼び出された使い魔のなかでも最大の部類に入るに違いない。 次にぬめぬめしている、濡れ光る緑の皮膚は周囲の光を反射して微妙な光沢に照り輝いている。 最後にそれは不気味だった、足を全く動かすことなく地面をまるで滑るように動き回り、その巨大な瞳はピクリとも動くことはない。 だが結局のところ、その生物を表すにはただ一言で事足りる。 「なんで、こんなでっかい蛙が出てくるのよ……!」 そうルイズは蛙が苦手だった、もはやルイズ自身覚えていないが幼少の頃に刻まれたトラウマがぬるぬるべたべたした生物を忌避させるのだ。 しかしそんな自分に呼び出されたのは自身がもっとも苦手としている蛙。 それも超特大サイズ。 ルイズは泣き出したくなった、始祖ブリミルよ。私が何か貴方のお怒りに触れるようなことをしたのでしょうか? 貴方は私に貴族だと言うのに魔法の才能を与えなかったばかりか、私がもっとも嫌うものを終生のパートナーにせよと申すのですか? もし私の言葉が届くのなら…… 「もう一度、召喚をやり直させてください」 「駄目です、使い魔召喚の儀式は神聖なものですから」 ほとんど無意識から出たルイズの魂からの叫びは、すぐ隣に居た輝く教師に一言で切って捨てられた。それはそうだいちいち生徒が使い魔が気に入らないからと言って再召喚させていてはきりがないし、それにコルベールの目にはルイズがあたりを引いたように思えた。 なにしろこれほど巨大な蛙である、ルイズの学友が普通の手のひらに乗るような蛙を召喚したことも分かるように一目で見て桁外れの存在だと分かる。 コルベールは教師としてルイズに自らの才能に自信を持って欲しかった、多少本人が呼び出した使い魔を嫌っていようとこのご立派な使い魔は周囲の者たちの目にルイズが「ゼロ」でない証として映るだろう。 実際、普通のアマガエルを召喚したモンモラシ家の一人娘などはロビンと名づけた自分の使い魔とルイズが呼び出した蛙とを見比べて、嫉妬交じりの視線を送っている。 「分かりました……」 コルベールの言葉にルイズは諦めたように頭を垂れた、上目遣いに見上げればルイズの前で彼女の使い魔は候補は間抜けな面を晒している。 その間抜け面を見ているとだんだん憎らしくなってくる、コイツが出てきたばっかりにと言うどうしようもならない運命に対する憤りが現実の相手として現れたことで心のなかで形を成す。 「五つの力を司るペンタゴン、この者に祝福を与え、我の使い魔となせ!」 コルベールにレビテーションで浮かばせて貰いながら、ルイズははんばヤケクソな気持ちでその呪文を唱える。 新たなる運命の扉を開く、その呪文を。 「きゃっ!?」 「なんだっ、なにが……」 ――その場で何が起こったのか理解できた者はいなかった。 ルイズが巨大蛙に口付けし、その左手にルーンが刻まれた途端に巨大な蛙は猛烈な光と共に塵が砕けるように消えてしまったのだから。 光と塵の乱舞が収まった時、ヴェストリ広場に集まった生徒たちはその声を聞いた。 「守らなきゃ……」 それは涼やかで悲しげな、硝子で出来た鈴のような声だった。 ルイズを含めた全員は、その声に聞き覚えがあるような気がした。 「あの人が愛した世界を、守らなきゃ……」 そこには一人の少女が立っていた。 儚げな姿で、まるでレビテーションでも使っているように地面から僅かに浮きながら。 静かに、その場に佇んでいた。 ルイズは愕然とする。 着ている衣装こそ周辺の国々で見たこの無いものだが、少女の姿はあまりにも見慣れたものだったから。 見慣れたものでありすぎたから。 「あなた……誰…………?」 ルイズは、毎朝鏡のなかで出会うもう一人の自分に向かって問いかけた。 桃色の髪の少女は、僅かに笑って。 「わたしは――グロリア」 己に与えられた名を応えた。 それがゼロと馬鹿にされ続けてきた虚無の魔法使いと、朽ちて尚約束を守ろうと足掻いていた竜との出会いでした。 二人のルイズがこれからどのような物語を紡ぐのかは、我々には知ることは叶いません。 ならばせめて祈りましょう。 傷つき続けた彼女たちがもう二度と傷つくことの無いように。 惨禍に巻き込まれることがないように。 せめて栄光の賛歌〈グロリア〉を贈りましょう。 ――願わくば、ああ願わくば、その旅路の最果てが幸福なものでありますように スクラップドプリンセスから竜機神No7 グロリア を召喚。 戻る
https://w.atwiki.jp/terachaosrowa/pages/5713.html
「ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!ルイズルイズルイズぅううぁわぁああああ!!! あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん んはぁっ!ルイズ・フランソワーズたんの桃色ブロンドの髪をクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!! 間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!! 小説最終巻のルイズたんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!! アニメも原作も完結して良かったねルイズたん!あぁあああああ!かわいい!ルイズたん!かわいい!あっああぁああ! 新作フィギュアが制作決定されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!! ぐあああああああああああ!!!フィギュアなんて現実じゃない!!!!あ…小説もアニメもよく考えたら… ル イ ズ ち ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!! そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!ハルケギニアぁああああ!! この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のルイズちゃんが僕を見てる? 表紙絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!ルイズちゃんが僕を見てるぞ!挿絵のルイズちゃんが僕を見てるぞ!! アニメのルイズちゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ! いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはルイズちゃんがいる!!やったよケティ!!ひとりでできるもん!!! あ、コミックのルイズちゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!! あっあんああっああんあアン様ぁあ!!セ、セイバー!!シャナぁああああああ!!!ヴィルヘルミナぁあああ!! ううっうぅうう!!俺の想いよルイズへ届け!!ハルケギニアのルイズへ届け!」 その頃、唐突にルイズが過去回想で死んだのを見たルイズコピペは怒っていた。 【二日目・16時35分/日本:愛知県】 【ルイズコピペ@2ch(今は5ch)】 【状態】ルイズ!ルイズ!ルイズ!ルイズぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!! 【装備】不明 【道具】不明 【思考】 基本:ルイズを殺したカオスロワを滅ぼす。 1:ルイズの新作フィギュアを買う。 【ルイーズ@遊戯王】 【状態】健康 【装備】剣と盾 【道具】支給品 【思考】 1:うるせえなこいつ。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/925.html
ジャック・バルバロッサ・バンコランは現実主義者だ。 仮にもイギリス情報局秘密情報部―――いわゆるMI6所属の人間ならそれは当然である。 いかなる悪条件・想定外の事態に遭遇しようが冷静に、速やかに対処出来なければ自らの死を招くだけなのだから。 心霊・悪魔・魔術・超能力など論外。 「ただの人間には興味ありません。宇宙人、未来人、超能力者がいたら、あたしのところに来なさい。以上」 などと言うファンタジーは妄想の産物でしかない。そんな暇があるなら美少n……ではなく任務をこなす方が彼にとっては重要なのだ。 ただ、その『現実主義者』もちーとばかし無理があるんじゃないか?と彼の周囲の人間は思っている。 その原因は彼の(文字通り遥かなる過去から遠い未来まで断ち切りたいにも関わらず断ち切れずにいる)腐れ縁の相手である、つぶれ饅頭の、へちゃむくれの、顔面殺虫剤な一国の国王にある。 その国王が若くして有能なのは誰もが認めるところだ。齢10歳でありながら大学を卒業し、いくつもの発明をし、ダイアモンドで税金の徴収が必要ないほど国庫を潤わせ、世界一とも言える治安の良さ―――窃盗で死刑とか言う無茶な法律がそれに輪をかけているんじゃないかと思わないでもないが―――を維持し、世界平和の危機には自分の命を賭ける勇敢さも見せるのだ。これで無能なら誰が有能だというのだろうか。 だがしかし、それでもなお、にもかかわらず、 夏休みの工作が核爆弾だったり、自国に大量の宇宙人移民が定住していたり、天使と魔王の軍勢の争いに巻き込まれたり、バチカンの国宝を盗んだり、タイムワープ能力があったり、便秘が解消された「反動」で宮殿が大人が溺れるくらい黄金色のブツで満たされたり、体のツボを押すと目玉や耳が数十cmほど伸びたり、電球を咥えると目から映像・耳から音声の出せる映写機になったり、ゴキブリを食べるとあらゆる電波を受信出来たり、一国を挙げて悪霊大戦争をしたり、脱皮したり、『遊星からの物体X』を逆に吸収したり、内臓が気紛れを起こして移動したり、下半身に逃げられたり、etc…… するとなるとその評価はマイナスどころか1080°ぐらい回転して虚数空間へ向かって11次元を目指して反物質に変異しても足りないくらい下方修正するのが当然じゃないか? というか捨てろ常識、さよなら普通の日々、物理法則もあったもんじゃない。つーかどう考えてもここまでいくと非現実と現実が逆転しているだろうに。 とまあ、そんな天外魔境・魑魅魍魎・空前絶後の化け物であるマリネラ国王パタリロ・ド・マリネール8世にとっての数少ない友人(バンコラン本人は殺してでも否定したい)の癖に、現実主義者なのである。 だからというか、 「あんた誰?」 と、いきなり見たことの無い風景、2つの月のある空、そして目の前のコスプレをした(様に見える)桃色の髪の少女を認識したバンコランは、 『またパタリロが何か悪さを仕掛けてきたな』 だが妙だな、パタリロにしてはやることがあまりにも幼稚過ぎる。いや、そう思わせて何か伏兵を仕掛けているのかもしれん。あるいは目の前の少女が実はタマネギ(マリネラのエージェント)かパタリロの変装だろうか。しかしそれにしては美的センスが云々……としか思わなかった。 「ちょっと、黙ってないで質問に答えなさいよ」 「人に名前を尋ねるのなら自分から名乗るのが筋だろう」 「あんた、平民の分際で貴族の命令に逆らう気!?」 「貴族だというのならそれに相応しい態度を示してから命令してもらおうか」 パタリロを相手にするなら平静を保つのが肝心だ、と身に染みて思い知っているが故に普段と変わらぬ調子で切り返すバンコラン。ルイズとしては彼の心情を知るわけがないし、そんな態度は腹に据えかねるものだったが、貴族としてのプライドが人一倍高い彼女にとって「貴族らしい態度を示せ」というのは無視できない要求だ。 「……私の名前はルイズ・フランソワーズ・ル・ブラン・ド・ラ・ヴァリエールよ」 平民に言い返されたという屈辱を堪え、努めて冷静に名乗るルイズ。 一方、名乗られたバンコランは困惑―――ポーカーフェイスなので表情は変わらないが―――していた。いかにパタリロの変装もとい変態・擬態が文字通り変態じみたものとはいえ、目の前にいるのは(CIAの友人が涎を垂らして飛び付きそうな)本物の少女としか思えなかった。パタリロの親戚関係にヴァリエールなどという姓はなかったはずだし、マリネラ王国のエージェントに女性はいないからだ。 となると、パタリロがどこかの町を買収(絶対に金を払わないだろうから口約束)したか、洗脳(5円玉でエージェントすら洗脳した)したか、ホログラフ(実際に作って部下を騙して遊んでいた)なのだろうか。可能性から考えれば一番妥当なのは買収だろう。だとすればあまり辛辣に当たるのも不憫かというものだ。ここはパタリロの尻尾を掴むまでは相手に合わせるのがベスト……そうバンコランは判断した。 「名乗られたからには答えよう。私はジャック・バンコラン。階級は少佐だ」 「少佐?あんた貴族なの?」 「? 何を言ってるんだ、何故軍属だと貴族になる?」 それを聞いて今度は逆にルイズが困惑する。少佐ということは目の前の男は衛士?だが何故杖を持っていない?しかも貴族でないとはどういうことだ? 「あなた……まさか、ゲルマニアの人間?」 「ゲルマン?違う、私はドイツ人ではなくイギリス人だ」 自分達のやりとりを聞いて同じように困惑しているギャラリーの中にキュルケを見つけて思いついた質問にも予想外の答えが返ってきてルイズは更に混乱した。 げるまん?いぎりす?それにどいつって……私は出身を聞いただけで名前をもう一度尋ねたわけじゃないのに。 いや、問題はそうではなく。 「ミスタ・コルベール、もう一度召喚をやり直させてください!」 「それはできません。この儀式は―――」 「で、でも平民……かどうかは分かりませんけど、人間を使い魔なんて!」 「どうでもいいが用件は手短に済ませてもらえないかな」 「ほら、幸い彼も君の使い魔になることに異存はないようだし」 有りまくりである。バンコランは別に同意したわけではなく単純にパタリロの用意したシナリオを見極めたいと思っているだけなのだから。 はあ、と溜息をついてルイズはバンコランに向き直り、そのままでは届かないので「しゃがんで」と近寄らせる。 ……よく見たらかなりの美形ね。子爵様ほど若くは無さそうなのが残念だけど、それでも「ナイスミドル!」って感じだからこれはこれでもしかしたらラッキーだったのかも。 「か、感謝しなさいよね。貴族にこんな事されるなんて、普通は一生無いんだから!」 この契約、バンコランにとってはアンラッキー以外の何物でもなかった。 ……だってバンコラン菌のベクターなんだもの。
https://w.atwiki.jp/anozero/pages/279.html
「マスター洗濯物をたたんだぞ」 「あらそう、じゃあ明日の着替えは椅子に置いて残りはクローゼットの中に入れて置いて。 後これは明日の分。それじゃ御休み」 そういうとルイズは枕に頭を置く ロムは部屋を出て一週間前、自分が召喚された広場へと向かう そして二つの月を見ながら念じ始める 「・・・・今日も駄目か。日が立てば何か変わると思っていたがそう甘くはいかないようだな・・・・。」 そう呟くと広場を後にし、扉を開く前に振り返りまた呟いた 「剣狼よ。我が声が聞こえているならば、今すぐ我が下に・・・・」 第四話 情熱と古剣と土くれと 「マスター朝だぞ」 ロムの呼び掛けにうっう~んっと小さな声を出し、ルイズが上半身を上げて背伸びして一言 「服」 ロムは服と下着を前に差し出し後に向く 「着せて」 そして目を反らしつつボタンを一つづつ掛けていく 「鏡」 最後にルイズの目の前に鏡を掲げる 「よし、準備出来たわね。食堂へ行くわよ」 二人の朝は大体こんな感じである 「おはようルイズ」「・・・・・・・・」 「なんであんた今日もそこにいるのよ」 ルイズが何時も座る席の近くに最近になってキュルケとタバサが座るようになった。どういう理由かはわからないが 「おはようロム、今日も一段と凛々しいわね」 「おはようキュルケ、君も元気そうだな」 「ちょっとキュルケ!人の使い魔に話かけないでって言っているじゃない!あんたもそれに答えないでよ!」 「あらあら私達そんな事気にする間じゃないでしょ。ね~ロム♪」 「ま、まぁ」 あの決闘以来キュルケが自ら積極的に関わってくるようになった、しかも何故か最初に会った時より色っぽい (先週まで犬猿の仲だと思っていたが、女性とは心変わりが早いな) まあ兄さんが原因なのですが そんな中でタバサは相変わらず黙々とパンを千切りながら食べている 「・・・・最近パンが美味しくなった」 「そういえばそうね~、コックでも変わったのかしら?」 「あんたが居なければもっと美味しいのに」 ルイズは下にいるロムに顔を向けると 「・・・・なんであんたは顔をそらしているの?」 「いっいや別に・・・・」 そう言いつつやけに動揺していた ルイズが授業に出ている時、ロムは洗濯等に時間を使う。 一週間も立てば慣れた手付きで進めていく、そこへ 「あら、おはようございます」 腹黒、もといシエスタがやってきた 洗濯道具と白いシーツの束で腕が埋まっている 「今日は早朝ではないのですね」 「ああ、昨日本当はこの時間に洗濯をやるといいって聞いて、今日からそうする事にしたんだ」 計画通り!って顔になるシエスタ。しかしロムはそれに気付けなかった 洗濯している時間は会話が弾み、楽しそうであった。物干し竿に架かった白いシーツも風によって気持ち良く靡いている 「そういえばマルトーさん達が言っていましたよ。「今夜は遊びに来い。腕を奮って待っているぞ我らの剣」って」 「ではそうさせてもらうよ。ただし酒は勘弁してくれって伝えといてくれ」 シエスタはクスクス笑う 以前酔っぱらっいながらモチヅキさんを説教していた事を思い出したからだ 「じゃあ私は昼食の準備がありますのでこれで」 シエスタが微笑みながら学院に戻って行く、ロムもそれを微笑みで返す そしてその様子を一体のサラマンダーが舌をチロチロと揺らしながら見ていた そして夜、ロムは何時もの用に広場から戻る。今日は酔ってはいない 「さて、明日の準備をしなければ・・・・ってなんだあれは」 部屋の前にサラマンダーが腹這いになって寝ていた 「お前は・・・・確かキュルケの、そう、フレイムだ!」 手をポンっと叩くとフレイムは目を覚まし、そのギラギラと輝いているがどこか愛嬌のある目をロムに向ける 「きゅるきゅる(かぷっ)」 「むっ、こっこら、手を噛むな!それにその部屋は」 フレイムはロムを開けっ放しのドアへと引っ張って行く。しかしその部屋は・・・・ サラマンダーの気紛れではなかったら何なのだろうっと思ってドアをくぐった 部屋は真っ暗だった。サラマンダーの火で周りがぼんやりとと見える 「扉を閉めて?」 奥からキュルケの声が聞こえる、ロムは言われるままに閉じる そしてサラマンダーが奥へと歩いていくと・・・・ 「ようこそ、こちらにいらっしゃい」 やたら露出度の高い下着姿を着ているキュルケが表れた、大きな胸が小さな火によって綺麗に輝いており、今にも飛び出してきそうだ 「なっなっなっなんて格好をしているんだ!」 「しっ大きな声を出さないで。皆に聞こえちゃう」 口の前に人差し指を出して妖美に笑う 「隣に座って」 言われるがままにロムはベットに座る 頭の中が混乱して良くわからない様子であった 「あなた、あたしをはしたない女だと思っているでしょ」 「い、いや、そんなことは無い」 「いいのよ無理しないで。仕方が無いのよ、あたしの二つ名は『微熱』」 「知っている」 下着の隙間から見える谷間がなんとも言えない・・・・ あのマスターのそれとは比べ物にならない、そう何時もなら考えもしないことが頭に浮かんだ 「恋しているのよ、私、あのギーシュを倒した時から あれは格好よかったわ!まるでおとぎ話の勇者みたいで!!あたしねそれを見て痺れたのよ!信じられる!?」 「あ、ああ」 突然興奮しはじめてたキュルケに惑うロム。 そして彼女はこう言った 「どんな氷でも燃え上がった人の心は冷やせない・・・・、恋によって燃え上がる心 人はね、それを『情熱』と呼ぶのよ!」 「そ、それは俺の・・・・」 「いいのよ、そう思われたって・・・・、でも私はあなたに恋をしているの、それは確かなことなの!」 キュルケがそう言った時、窓を叩く音がした そこには、恨めしげに部屋を覗く男がいた 「キュルケ・・・・。待ち合わせの時間に来ないと思ったら・・・・」 「ペリッソン!ええっと二時間後に」 「話が違う!」 キュルケが杖を振り、ロウソクの火を大蛇に変える それに襲われた男は無惨にも落ちていった 「・・・・今のは」 「ああ、お友達よ、でね」 「キュルケ!その男は誰だ」 (また出てきた!) 「スティックス!ええと、四時間後に」 「そいつは・・・・」 キュルケは再び炎の大蛇で追い払う、当然男は落ちていった 「・・・・・・・・」 「それにしても、熱くないのいつも鎧着ていて?ねぇ、今すぐ脱いで立派な貴方の体を」 「「「キュルケ!!!」」」 (今度は三人か!) 「フレイムー」 呼び掛けられたサラマンダーが起き上がり、三人に向かって炎を吐いた。 三人は仲良く落ちていった 「もう、埒があかないわ!とにかく、愛している!」 そう言うキュルケはロムに向かって唇を近づける そしてここに来てロムは最高に戸惑う 「ちょっと待ってくれ!こっちも事情というものが」 その時、勢い良くドアが開いた また男か、と思ったがそこに立っていたのは目に炎を浮かばせ顔を真っ赤にしたネグリジェ姿のルイズであった 「あらあらどうしたのミス・ヴァリエール?こんな夜遅くに」 「ツェルプトー!何あんた人の使い魔に手を出しているの!?」 余裕を見せるキュルケに怒りをばら蒔くルイズ、いかん、これではまた決闘が起きる。 そう思ったロムは 「マスター部屋に戻ろう」 自分から身を引く事にした 「あら、お戻りになるの?残念だわ。じゃあまたねダーリン(チュッ」 キュルケはロムに向かって名残惜しそうな目で投げキッスする 「ひっかかっちゃダメ!何時もの手なの!」 ルイズはロムの手を引っ張って部屋から出ていった 部屋に戻ったルイズはドアに内鍵をかけてつり上がった両目でロムを見た 「今日は戻って来るのが遅いと思ったら、どーしてあんな女の誘いなんかに乗るのよ!」 起きているのか!っというツッコミは置いといて逸らさずルイズの目を見るロム 「なんでツェルプトーなんかに尻尾を振るのよー!」 「すまん、彼女の誘いを真に受けた俺が悪かった」 ロムは頭を下げるがそれでも怒りがおさまらないルイズはロムに杖を向けた すると目の前で突然爆発したではないか! 「ぐわ!っ何をする!」 「お仕置きよ!こうしないとまたあいつの所へ行くでしょ! それにあんたいつも鎧着ているでしょ、だから鞭なんて効きそうにないからこうよ!」 ドカン!また爆発した 「なっちょ、ちょっと待ってくれ!」 ロムは隙を付いてルイズの手首を握って振れないようにする 「はなしなあさいよ~!」 「マスター、落ち着いて俺の話を聞いてくれ!」 「離したら聞いてやるわ!」 「っであんたは剣が欲しくてたまらないから毎晩広場で流れ星を待っていた、その帰りにあいつに誘われたって事でいいのね」 「ああ、若干違うがそれで頼む」 「そういえばあんた騎士みたいな格好しているけど剣を持っていなきゃしまらないわね」 するとルイズは下を向いて手を顎に付ける そして閃いたように再び前を向いた 「わかったわ、あんたに剣を買ってあげる」 「ほっ本当か?」 「ええ、あんた剣が無くても強いけどね。でも私はご主人だから、使い魔には充分な物を揃えてあげなきゃ」 「ありがたい、感謝する」 「わかったらさっさと寝る!明日は虚無の日だから街に連れていってあげる」 こうして今日が終わるのであった 明日剣を買いにいける、ひょっとしたら剣狼が見つかるのかもしれない、そんなことを期待しながら毛布を被るロム しかしロムはある事に疑問をもっていた (どうして人の目の前で爆発なんて器用な事が出来るようになったんだ?) そんな事を考えながら窓の向こうにある夜空を見てある事を思い出す (ルイズは授業が終わってから魔法の練習するようになった。だが今日先週と同じ魔法を使った所失敗したらしいな。 ちゃんと練習したなら何故成功しない?何故爆発ばかりする?) そこで出た結論・・・・、それは (まさか・・・・、爆発を起こす練習もしていたのか!) そう、ルイズは授業の予習復習だけではなく調教用の爆発の練習もしていたのだ。 しかし悲しいかな、そればかりが上達するようになっていったのだった ロムは二時間寝た後、再び目を覚まし、落ち込んだ 一方学校の外ではローブを着た女性が立ち、二つレンズは月によって輝いている その顔は妖しい笑みを浮かべレンズの奥にある目は宝物庫を見つめていた もう一方で奉公人の詰所。 黒髪の少女が首都で働く従姉妹の手紙と共に届いた袋を開けていた その中には赤、白、青で配色がなされた下着が入っており、それを見てとても喜んだそうな
https://w.atwiki.jp/familiar_spirit/pages/2560.html
たいへんだ! 大統領が隣の世界からたくさんルイズを連れてきちゃったぞ! ヒロインがいなくちゃ話は続けられない! 彼女たちの話を聞いて元の世界へ帰してあげよう! (問題)次のルイズはどこの作品のルイズか答えなさい。 ルイズA「私の悩み? そうね、こうしていると時々、ひどく寂しくなるの。前はもう少し賑やかだったもの。 でもデルフもワルドもマチルダもいるから孤独とは思わないけれどね」 ルイズB「ねえ聞いて! 才人ともっと一緒にいたいのに、ううん、もっと身体も心も一緒になりたいのに、 ギーシュもエレオノールお姉さまも邪魔するの! 愛してる、私が欲しいって才人も言ってるのに!」 ルイズC「べ、別に大した事じゃないんだけど、最近、なんだかあいつタバサと仲良くしてるみたいなの。 惚れ薬のせいだけじゃなくて、それにタバサの方も少し変わったような気がするわ。 タバサの他にキュルケとも会社を興したり、シエスタとも楽しげに話しているし……ああ、思い出したら腹が立ってきた! 忘れないでよね! わたしがご主人様なんだからね! ないがしろにしたら許さないわよ!」 ルイズD「ちいねえさまも(弾け過ぎな気はするけれど)元気になったから悩みなんてないわ。 ただキュルケの様子がおかしいのよ、ブツブツと体液だの触手だの呟いて変な目で見てくるし」 ルイズE「……色々あるわね。たとえば使い魔が私よりデルフと親しそうだったり、 元婚約者が変な性癖の持ち主でソムリエ呼ばわりされたり、ギーシュは……もういいわ、諦めたから」 正解はWEBで! (正解) ルイズA:『仮面のルイズ』(第一部より石仮面) ルイズB:『ギーシュの奇妙な決闘』(第七部SBRよりリンゴォその他) ルイズC:『ゼロと奇妙な鉄の使い魔』(第五部よりリゾット) ルイズD:『ゼロの来訪者』(バオー来訪者より橋沢育郎) ルイズE:『アヌビス神・妖刀流舞』(第三部よりアヌビス神)